「最近、コーヒー豆が高くなった気がする…」と感じている方も多いのではないでしょうか?
実はここ数年、世界的にコーヒー豆の価格は高騰傾向にあります。
その背景には、気候変動による不作や輸送コストの上昇、円安など、複数の要因が絡んでいます。特に自家焙煎店やスペシャルティコーヒーの人気上昇により、高品質な豆の需要も拡大し、価格に影響を与えています。
本記事では、コーヒー豆100グラムあたりの値段相場を一覧で紹介しながら、価格が上がっている理由や、選び方のポイントについてもわかりやすく解説します。あなたの「コスパよく美味しい一杯」を見つけるヒントになれば幸いです。
執筆者情報
関西在住のアラサー。コーヒー沼にハマり、自家焙煎コーヒー豆を買い漁る毎日。好きなコーヒー銘柄はエチオピアのイルガチェフェ。
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【お店の種類】焙煎済みコーヒー豆100グラムの相場
焙煎済みコーヒー豆100 gの小売価格は、業務用ルートの約180 円〜450 円から、スペシャルティ専門店の700 円〜1,300 円超まで広く分布します。スーパーPBや量販袋は200 円前後、カルディ・無印良品などのチェーン系は400〜600 円台が中心です。
近年の円安と生豆国際相場の高騰で、各カテゴリーとも前年より10〜25%ほど値上げ傾向にあり「安い=粗悪」とは言い切れないものの、焙煎日の鮮度や欠点豆率が価格に比例しやすい点は変わりません。
市販(スーパー・量販店)
相場レンジ:150〜300 円/100 g
一般的なスーパーやドラッグストアでは、広く流通するブレンドコーヒーが中心。例えば、250gで500~1,000円程度、100gあたりに換算すると200~400円前後というケースが多く、読者生活者にとって「手に取りやすく安い日常品」として支持されています
カルディ、無印良品など
相場レンジ:400〜700 円/100 g
カルディなどの専門チェーンでは、質の良さやユニークなブレンドが魅力です。200gで1,200〜1,400円前後の商品も多く、100g換算で600〜700円ほどに。量販品より味の個性が明確で、「ちょっと贅沢な日常」として価値を持つ層に響きやすい選択肢です
自家焙煎コーヒー専門店
相場レンジ:700〜1,300 円/100 g(限定豆は1,500 円以上も)
品質や鮮度、産地へのこだわりが強く、専門性を重視する読者に最適です。100gあたり500〜1,500円以上の幅広い価格帯が見られ、特に希少品種や高品質グレードでは価格相応の価値を実感できます
【グレード別】コーヒー豆価格100グラムの相場

グレード | カップスコア目安 | 価格目安(100g) | 選び方ポイント |
---|---|---|---|
ローグレード | — | 非常に安価 | コスト重視、品質は二の次 |
コモディティ/商用 | — | 約200〜400円 | 安定した日常使い、手軽さ重視 |
プレミアム | 70~79点 | 品質とブランドのバランス型 | ブランド性と味の安定性を両立したい層 |
スペシャルティ | 80点以上 | 約1,000〜3,000円、希少品は5,000円以上 | 味・香り・産地ストーリーまで求めるグルメ志向層 |
ローグレードコーヒー
明確な参考データは少ないものの、非常に安いカテゴリに位置します。
インスタント製品や缶コーヒーの素材に使われることが多く、品質やトレーサビリティには期待できません。コスト重視の用途向きです。
コモディティ・コマーシャルコーヒー
約200〜400円/100gが中心とされます。
スーパーなどで流通している定番品。品質は安定しており、「日常使い」として支持されています。価格が手頃で誰でも手に取りやすいのが魅力です。
プレミアムコーヒー
明確な数値は少ないですが、品質とブランド性のバランスを求める層向けと考えられます(一般的に「プレミアム」の定義は70–79カップスコアの高品質豆)
ブルーマウンテンやコナなど、有名産地やブランドに根ざした個性を楽しめるラインナップ。味も香りも高評価で、贈答や“ちょっと良い日常”にぴったりです。

スペシャルティコーヒー
1,000〜3,000円/100gが一般的。さらに希少性の高い品種・限定ロットでは5,000円以上/100gになることもあります
SCA基準のカップスコア80点以上、欠点豆が極めて少ない選び抜かれた豆。香り・複雑な風味・産地ストーリーを楽しみたい方にうってつけのグレードです。

【銘柄・国別】焙煎済みコーヒー豆100グラムの相場
産地・銘柄 | 目安価格帯(円/100 g) | 参考ソース・コメント |
---|---|---|
ホンジュラス | 590〜850円 | 楽天市場にて100 gで590〜850円帯が多数 |
メキシコ | 680〜940円 | メキシコ産100 gが680円〜940円で流通 |
グアテマラ | 810〜1,010円 | 有機栽培豆100 g=810〜1,010円 (楽天市場) |
コスタリカ | 1,08円 前後 | タラス地区シングル 100 g=1,080円 (価格.com) |
エルサルバドル | 860〜1,120円 | パカマラ種 100 g=860〜1,120円 (楽天市場) |
ブラジル | 430〜1,110円 | サントス100 g=430円~、高級ロットで1,100円程度 (楽天市場) |
コロンビア | 390〜800円 | ロースト済みスプレモ390円/100 g~800円 (楽天市場, hama-coffee.ocnk.net) |
ペルー | 766〜1,118円 | オーガニック豆100 g=766〜1,118円 (楽天市場) |
インドネシア(マンデリン) | 900円前後 | 400 g=3,600円 → 約900円/100 g (楽天市場) |
ベトナム | 1,370円 | ウイスキー樽熟成100 g=1,370円 (楽天市場) |
インド | 710〜970円 | モンスーン100 g=710〜970円 (楽天市場) |
中国(雲南) | 710〜1,260円 | 雲南ウォッシュド100 g=710〜1,260円 (楽天市場) |
エチオピア(イルガチェフェ) | 840〜1,260円 | イルガチェフェG1 100 g=840〜1,260円 (store-itokucoffee.com, 楽天市場) |
ルワンダ | 780〜1,000円 | キビリジ 100 g=780円/TUK農協100 g=1,000円 (beanstei.com, tsukiakaricoffee.com) |
ケニア | 640〜840円 | ケニアAA 100 g=640〜840円 (楽天市場) |
イエメン | 720〜980円 | マタリ100 g=720〜980円帯で出品 (楽天市場) |
パナマ・ゲイシャ | 1,700〜2,000円 | 浅煎りゲイシャ100 g=1,988円など (楽天市場) |
ブルーマウンテン No.1 | 2,700〜2,960円 | 100 gパックが2,700〜2,960円 (楽天市場) |
ハワイ・コナ 100% | 2,700〜8,300円 | クイーン農園2,700円/エクストラファンシー8,316円 (価格.com) |
ブラックアイボリー | 14,000〜25,000円 | 正規価格1 kg=1,000–1,800 USD → 約14,000–25,000円/100 g (thai-porter.jp) |
2025年からコーヒー豆が価格高騰の理由とは
ロイター通信「Brazil’s coffee farmers turn to costly irrigation to quench global demand for the brew」によると、ブラジルやベトナムなど、世界的なコーヒー生産国が干ばつや異常気象に見舞われ、収穫量が大幅に減少。ブラジルでは干ばつの影響が深刻化し、一部農家は高コストの灌漑導入に踏み切るなど、コスト構造そのものを揺るがせています。
また、FAO(国連食糧農業機関)は、2024年の世界のコーヒー価格が前年を38.8%も上回ったと警告しており、この構造的な供給制限が2025年にも継続して影響していると考えられます。
まとめ:コーヒー豆100グラムの値段相場:価格高騰の理由や値段一覧を解説!
コーヒー豆100グラムの値段相場は300〜800円が一般的ですが、スペシャルティコーヒーでは1,000円を超えることもあります。
2025年の価格高騰は、異常気象や円安、物流コストの増加など複合的な要因が背景にあります。産地ごとの相場や選び方を把握することで、自分に合った一杯を見つける手助けになるでしょう。コーヒー豆選びの参考にぜひご活用ください。
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