函館には、明治や大正、昭和のはじめ頃に建てられた建物が今も大切に使われていて、街を歩くだけでどこか懐かしい雰囲気を感じられます。
石畳の坂道をのんびり歩いていると、昔の蔵や洋館がカフェとして生まれ変わり、ゆったりとした時間を過ごせる場所に出会えるのも函館ならではの魅力です。
この記事では、函館の街を歩きながらカフェ巡りを楽しんできた視点から、古民家を活かしたおしゃれなカフェや、つい長居したくなる居心地のよいお店を9選をご紹介します。
どのお店も歴史ある建物の雰囲気とお店それぞれの個性が感じられる場所ばかり。函館を散策するときは、ぜひふらっと立ち寄ってみてください。
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執筆者情報

【執筆者情報】片山 勇大
焙煎士・コーヒーインストラクター2級
きつね珈琲メディア運営者。1997年生まれ、三重県在住。元プログラマーとして働く中でうつ病を経験し、退職後はライターやSEOディレクターとして活動。コーヒーに癒やされた原体験をきっかけに、独学で焙煎を学び「きつね珈琲焙煎所」を立ち上げる。現在は、食品衛生責任者とコーヒーインストラクター2級の資格を活かし、自家焙煎豆の販売やレビュー記事の執筆、SNS運用を行いながら、Shopifyを活用したオンラインショップを展開。「手をかけた味」を届けるため、焙煎・梱包・発送まで一貫して自身で担当している。コーヒーの魅力を多くの人に伝えるべく、実務経験に基づいた透明性のある情報発信を心がけている。

アラビカQグレーダー/エンジニア
きつね珈琲メディア 監修。1998年生まれ、小田原在住。 普段はエンジニアとして働きながら、大好きなコーヒーの活動に力を入れている。これまでに日本最大級のコーヒーイベント SCAJに出店したり、間借りでカフェを開いたりと、幅広くコーヒーの現場を経験してきた。現在は カフェクラウディアと共に、「コーヒーの楽しさ」を伝えるための活動をしている。
【函館】おすすめ人気おしゃれカフェ9選
- 茶房 ひし伊
- 茶房 菊泉
- 茶房 旧茶屋亭
- ヴィクトリアンローズ
- きんぎょ茶屋
- カリフォルニアベイビー
- コーヒールーム きくち
- Cafeマリオドール
- ティーショップ夕日
1.茶房 ひし伊|大正築の質蔵で味わう和洋モダン空間

| 住所 | 〒040-0043 北海道函館市宝来町9-4 |
|---|---|
| TEL | 0138-27-3300 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00(L.O.16:30) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 駐車場 | あり(8台・無料) |
| Wi-Fi | 記載なし(要確認) |
| アクセス | 函館市電「宝来町」電停 徒歩すぐ(約2分) |
| ホームページ | http://hishii.info/index.html |
| https://www.instagram.com/hishii_cafe.kimono/?locale=ja_JP |


大正10年(1921年)に建てられた質蔵を改装した、函館を代表する古民家カフェです。
護国神社坂のふもと、宝来町電停からすぐの場所に位置し、黒漆喰の重厚な外壁が遠くからでも目を引きます。
重い蔵の扉を開けると、天井の高い和洋モダンな空間が広がり、思わず声が出てしまうほどの圧倒的な存在感。
アンティークショップ「ひし伊エレガンス」と同じ建物に入っており、骨董品や古道具を眺めながらのんびり過ごすことができます。
おすすめメニューは、サクサクのワッフルにカラフルなフルーツとあんこをのせた「フルーツワッフル」や、自家製クリームあんみつ。器の一つひとつにも店主のこだわりが感じられ、コーヒーとともに丁寧な時間を過ごせます。
函館の歴史と文化を肌で感じたい方に、まず訪れてほしい一軒です。
2.茶房 菊泉|大正築の古民家で囲炉裏とおだんごを堪能

| 住所 | 〒040-0054 北海道函館市元町14-5 |
|---|---|
| TEL | 0138-22-0306 |
| 営業時間 | 10:00〜17:30(L.O.17:00) |
| 定休日 | なし(年末年始も営業、不定休あり) |
| 駐車場 | 不明(要確認) |
| Wi-Fi | 不明(要確認) |
| アクセス | 函館市電「末広町」電停 徒歩7分 / 八幡坂より徒歩2分 |
| ホームページ | https://www.sabokikuizumi.com/ |
| https://www.instagram.com/sabou.kikuizumi/?locale=ja_JP |


大正10年(1921年)に建てられた酒問屋の別邸を活用した古民家カフェで、函館・元町エリアの人気スポットです。
入り口上部に掲げられた樽型の「菊泉」の看板が目印で、かつて扱っていた日本酒の銘柄に由来します。2023年9月に一度閉店しましたが、2024年4月に新しい経営者のもとでリニューアルオープン。
「新しくも懐かしい茶房菊泉」をコンセプトに、囲炉裏や古い棚など昔懐かしい空間はそのままに、メニューを一新しました。
七輪で自分好みに焼き上げる「自分で焼くおだんごのセット」は、粒あん・みたらし・きなこ黒蜜から選べる人気メニュー。
クリームソーダや抹茶ラテなど単品ドリンクも充実しており、フォトジェニックな空間とともにSNS映えする一杯が楽しめます。
八幡坂からも徒歩圏内で、函館山観光との組み合わせにも最適です
3. 茶房 旧茶屋亭|季節の暖簾が迎える明治建築の隠れ家茶房

| 住所 | 〒040-0054 北海道函館市末広町14-29 |
|---|---|
| TEL | 0138-22-4418 |
| 営業時間 | 7〜9月 11:00〜17:00 / 10〜6月 11:30〜17:00 |
| 定休日 | 不定休(木曜日が多い) |
| 駐車場 | あり(4〜5台・無料) |
| Wi-Fi | 不明(要確認) |
| アクセス | 函館市電「十字街」電停 徒歩2分 |
| ホームページ | http://kyuchayatei.hakodate.jp/ |
| https://www.instagram.com/sabou.kikuizumi/?locale=ja_JP |


函館・末広町、金森洋物館の近くにある茶房です。明治の終わりごろに建てられた建物を使っており、和と洋が合わさった落ち着いた雰囲気が魅力です。
季節ごとに変わる暖簾をくぐって店内に入ると、どこか昔のお茶屋さんに来たような、やさしく静かな空気が広がります。
店内にはゆったり座れる椅子が並び、窓には少しゆがんだ昔ながらのガラスや色ガラスが使われていて、差し込む光がやわらかく店内を照らします。
このお店の楽しみのひとつは、抹茶を自分で点てる体験ができることです。器は好きなものを選ぶことができ、自分で点てることも、お店の方にお願いすることもできます。どの器も美しく、選ぶ時間も楽しいひとときです。
観光で訪れる人はもちろん、地元の人にも親しまれているお店で、函館の街の空気を感じながらゆっくり過ごしたい方におすすめです。
4. ヴィクトリアンローズ(函館市旧イギリス領事館内)|大正建築の洋館で味わう本格アフタヌーンティー

出典:ヴィクトリアンローズ
| 住所 | 〒040-0054 北海道函館市元町33-14(旧イギリス領事館内) |
|---|---|
| TEL | 0138-83-1800 |
| 営業時間 | 4〜10月 10:00〜18:00(L.O.17:00) / 11〜3月 10:00〜16:30(L.O.16:00) |
| 定休日 | 年末年始 |
| 駐車場 | なし(近隣に有料駐車場あり) |
| Wi-Fi | 要確認 |
| アクセス | 函館市電「末広町」電停 徒歩5分 |
| ホームページ | https://www.fbcoh.net/ |
| https://www.instagram.com/explore/locations/309193190/vuikutorianrozu/ |


出典:公式サイト
カフェ「ヴィクトリアンローズ」は、基坂の中腹に建つ旧イギリス領事館の1階にあります。函館・元町の基坂沿いに建つ旧イギリス領事館の中にあるティールームです。
大正2年(1913年)に建てられた建物は、白い壁と青い窓枠が印象的で、函館の西洋建築の中でもひときわ目を引く存在です。
館内に入ると、英国風の家具が並ぶ落ち着いた空間が広がり、窓の外には手入れの行き届いたイングリッシュガーデンが見えます。静かな雰囲気の中で、ゆったりとしたティータイムを楽しめる場所です。
人気は、焼きたてのスコーンと紅茶を楽しめるアフタヌーンティーセット。紅茶は砂時計で飲み頃を知らせてくれるなど、英国らしい演出も魅力です。
夏には庭のバラが美しく咲き、景色を眺めながら過ごす時間はとても心地よいものです。
なお、展示室を見学する場合は別途入場料が必要になります。
5.きんぎょ茶屋|築100年超の古民家でレトロな甘味をのんびりを堪能

出典:きんぎょ 茶屋
| 住所 | 〒040-0054 北海道函館市末広町20-18 |
|---|---|
| TEL | 0138-24-5500 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00(L.O.16:30)※冬季短縮の場合あり |
| 定休日 | 毎週水曜、第2・4木曜日 |
| 駐車場 | 店横に1台分あり |
| Wi-Fi | 要確認 |
| アクセス | 函館市電「末広町」電停 徒歩1分 |
| ホームページ | https://koedotrip.studio.site/2-1 |
| https://www.instagram.com/kingyo1013/?hl=ja |
函館・末広町電停のすぐ近くにある、古民家を使った和風カフェです。
大正のはじめごろに建てられた建物で、赤と黒の色合いが目を引く外観は、どこか峠の茶屋のような雰囲気。
通りを歩いていると、つい立ち寄りたくなるお店です。店内に入ると、まるでおばあちゃんの家に遊びに来たような、どこか懐かしくあたたかい空気が広がります。
レトロな雑貨や骨董品が並び、金魚柄のコップなどかわいらしい器も使われていて、見ているだけでも楽しくなります。
メニューは甘味が豊富で、白玉ぜんざい、抹茶シフォンケーキ、わらびもちなど和スイーツがそろっています。いろいろな甘味を少しずつ楽しめる「羽衣セット」も人気です。
店内ではアンティーク雑貨や手作り作品の販売もあり、ちょっとしたお土産探しにもぴったり。
築100年以上の古民家で、ゆっくりとした時間を過ごせる一軒です。
6.ROMANTiCO ROMANTiCA(ロマンティコ ロマンティカ)|レトロポップな空間で絶品パフェとケーキを堪能

| 住所 | 〒040-0001 北海道函館市五稜郭町22-5 |
|---|---|
| TEL | 0138-52-3782 |
| 営業時間 | 11:00〜21:00(L.O.20:00) |
| 定休日 | 火曜・水曜 |
| 駐車場 | 不明(要確認) |
| Wi-Fi | 要確認 |
| アクセス | 函館市電「五稜郭公園前」電停 徒歩約5分 |
| ホームページ | なし |
| https://www.instagram.com/romaroma_japan/ |
1999年のオープン以来25年以上にわたり、地元市民と観光客の双方から愛され続ける函館屈指の人気カフェです。
大正時代に建てられたペールブルーとホワイトの外観が目を引き、店内に一歩足を踏み入れると、赤・黄色の壁に空をイメージしたブルーの天井、雲のモビールが出迎えるポップでレトロな世界観が広がります。
カラフルでありながら不思議と落ち着く空間は、オーナーとスタッフの手作りのディスプレイによるもので、本もたくさん置かれているため一人客も長居しやすい空間です。
メニューはランチからスイーツ、アルコールまで80種類以上と圧倒的な充実ぶりで、なかでも季節ごとに変わる「パフェ」は、食べ進めるたびに味と食感が変化する計算された構成で女性客を中心に絶大な人気です。
全メニューを常にブラッシュアップし続けるこだわりが、何度も通いたくなる理由のひとつです。
週末は開店直後に満席になることも多いため、早めの来店がおすすめです。
7. Cafeマリオドール|昭和レトロな老舗の絶品モカソフトクリーム

| 住所 | 〒040-0053 北海道函館市末広町12-7 |
|---|---|
| TEL | 0138-22-5671 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00 |
| 定休日 | 火曜 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(2台) |
| Wi-Fi | 要確認 |
| アクセス | 市電 「十字街」電停 下車 徒歩2分 |
| ホームページ | http://www.dish.ne.jp/mariodoll/ |
| アカウントなし |
1999年のオープン以来、25年以上にわたって地元の人や観光客に親しまれている函館でも人気のカフェです。
大正時代に建てられた建物を使っており、ペールブルーと白の外観がひときわ目を引きます。
店内に入ると、赤や黄色の壁にブルーの天井、雲のモビールが飾られたポップでどこか懐かしい空間が広がります。
カラフルでありながら落ち着ける雰囲気で、本も多く置かれているため、一人でもゆっくり過ごしやすいのが魅力です。
メニューはランチやスイーツ、アルコールまでそろい、その数は80種類以上。
なかでも人気なのが、季節ごとに内容が変わるパフェです。
食べ進めるごとに味や食感が変わるよう工夫されており、多くの人に選ばれています。ケーキはすべてお店で作られていて、1ピース400円ほどと手に取りやすい価格なのもうれしいポイント。
週末は開店後すぐに満席になることもあるため、早めの時間に訪れるのがおすすめです。
8.コーヒールームきくち|昭和レトロな老舗の絶品モカソフトクリーム

| 住所 | 〒042-0932 北海道函館市湯川町3丁目13番19号 |
|---|---|
| TEL | 0138-59-3495 |
| 営業時間 | 喫茶:9:30〜18:30 ソフトクリームテイクアウト:9:30〜19:00(7・8月は〜20:00) |
| 定休日 | なし(12/30〜1/1は休み) |
| 駐車場 | あり(無料) |
| Wi-Fi | 不明(要確認) |
| アクセス | 「根崎競技場前」バス停 徒歩1分 / 函館市電「湯の川」電停 徒歩6分 |
| ホームページ | https://coffee-kikuchi.com/ |
| 公式アカウントなし(ロケーションタグあり) |


昭和48年(1973年)創業の老舗喫茶店で、函館・湯の川温泉エリアに位置します。
黄色い外観が目印で、地元の方から観光客まで幅広く愛されています。
「水曜どうでしょう」でも紹介され全国的に有名になった「モカソフトクリーム」は、口当たりさっぱりとしたテイクアウト専用のソフトクリームで、行列ができることも珍しくありません。
店内の喫茶スペースでは、昭和レトロな雰囲気の中でドリップコーヒーや軽食を楽しむことができます。
朝9時30分から営業しており、モーニングセット(9:00〜13:00)も充実。ナポリタンや焼きサンドイッチなど、昔ながらの喫茶店メニューが揃っています。
全席禁煙で、駐車場も完備しているため、湯の川温泉観光の合間に気軽に立ち寄れる一軒です。
定休日がほぼなく(年末年始のみ休み)、旅行中のどのタイミングでも訪れやすいのも魅力です。
9.ティーショップ夕日|日没まで営業・海を眺める絶景日本茶カフェ

出典:ティーショップ夕日
| 住所 | 〒040-0055 北海道函館市船見町25-18 |
|---|---|
| TEL | 0138-76-1287 |
| 営業時間 | 12:00〜日没まで(日没時間により変動) |
| 定休日 | 水曜日・木曜日、冬季休業(12月下旬〜3月中旬頃) |
| 駐車場 | あり(8台・無料) |
| Wi-Fi | 要確認 |
| アクセス | 「船見町」バス停 徒歩3分 |
| ホームページ | なし(Instagramが公式情報源) |
| https://www.instagram.com/teashopyuhi/ |
明治18年(1885年)に函館検疫所として建てられた歴史的建造物を活用した、海と夕日が見える絶景の日本茶カフェです。
ピンク色の外観が印象的なこの建物は、函館港を見渡す高台に位置し、その佇まいだけで心が温かくなるような癒しの空間です。
2024年11月に一度閉店しましたが、2025年4月1日に新たな経営者のもとでリニューアルオープンし、多くのファンを喜ばせました。
店内は木を基調としたシンプルなインテリアで、ノスタルジックな雰囲気が漂います。海の見える席でぼーっと外を眺めていると、肩の力が抜けて気持ちが軽くなるのを感じます。
店主が厳選したこだわりの日本茶がたっぷり提供され、お茶受けのお菓子も丁寧に用意されています。
営業時間は12時から日没まで(日没時間により変動)という独特のスタイルで、夕暮れ時の美しい光景を楽しみながらのティータイムは格別です。
現金のみの対応となっていますのでご注意ください。


まとめ|【函館】おすすめ人気おしゃれカフェ9選:古民家カフェや長居できるお店も解説
今回紹介した9軒は、大正や明治に建てられた古民家や洋館を利用したお店を中心に、ゆっくり過ごせる人気カフェを厳選しました。
函館には、歴史ある建物を活かした魅力的なカフェが数多くあります。
囲炉裏のある古民家で団子を焼いて楽しめるお店や、英国風の洋館で優雅なアフタヌーンティーを味わえるお店、海を眺めながらお茶を楽しめる絶景カフェなど、それぞれに個性があります。
それぞれ建物の歴史や街の景色と一緒に楽しめるのが大きな魅力です。
石畳の坂道や港の風景を眺めながら歩いていると、思わず立ち寄りたくなるお店に出会えることも少なくありません。
観光の合間の休憩はもちろん、カフェ巡りそのものを目的に訪れるのもおすすめです。
函館を訪れた際は、ぜひお気に入りの一軒を見つけて、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。きっと、函館の街の魅力をより深く感じられるはずです。




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